...その関門を設けその津留(つどめ)をなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...津留が花嫁候補を棄権してから...
山本周五郎 「思い違い物語」
...給仕には妹娘の津留が坐っていた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...それでは喉へつかえてしまいますわ」「そんな声を出さないで下さい」泰三は箸(はし)を持った手で津留を制止し...
山本周五郎 「思い違い物語」
...母親も「津留さん」と制止したが...
山本周五郎 「思い違い物語」
...ということになるわけですか」津留はひっちゃぶいてやりたいというような眼をした...
山本周五郎 「思い違い物語」
...なんという」津留は躯(からだ)をくねくねとくねらかして...
山本周五郎 「思い違い物語」
...津留は一生あなたのお側にいて...
山本周五郎 「思い違い物語」
...とりもなおさず山治家の津留の叫びである...
山本周五郎 「思い違い物語」
...わたくしとお盃(さかずき)をする方がわたくしの良人ですわ」「まあ津留さん」母が仰天して云った...
山本周五郎 「思い違い物語」
...さすがの津留が「まあ」と叫び声をあげた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...そこにはすでに津留が坐って...
山本周五郎 「思い違い物語」
...そして、なにか口の中でぶつぶつ呟いたが、やがて自分の前に膳が据えられ、箸と茶碗を持って、ざくざくと二た口ばかり掻込んだとたん、突如、ぷっと口の中の茶漬け飯を吹き出し、「あっ」と喚き、茶碗と箸を放り出し、自分の膳と津留の膳に蹴つまずき、がちゃんどたんぴしりだだだと、近来にない派手な物音を立てながら、「待って下さい、津留さん、待って下さい、云うことがあるんです、待って下さい」声いっぱいに喚き喚き、津留の部屋へとあとを追っていった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...どうしてわる賢いんですの」津留は泣き泣きこう云っていた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...「やっぱり津留さんと誘い合わせましてね...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「でも津留さんにはびっくりさせられました...
山本周五郎 「日本婦道記」
...津留木は飲み込んで父の鉄平にこの旨を談判した...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...津留木署長は青眼鏡の賊の捜索を担任している戸塚警部に全力を挙げるべく命じた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
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