...そこが興味津々たるところだ...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...大磯から江の島につづく津々浦々に打寄する波頭は丁度白銀の蛇の蜿れるごとく...
近松秋江 「箱根の山々」
...いずれも市井(しせい)の特色を描出(えがきいだ)して興趣津々(しん/\)たるが中に鍬形斎(くわがたけいさい)が祭礼の図に...
永井荷風 「夕立」
...こうして見たところ津々浦々は...
中里介山 「大菩薩峠」
...地球上の津々浦々を家とするマドロスの境涯に...
中里介山 「大菩薩峠」
...この旨日本六十余州の津々浦々に伝え...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...――日本国中津々浦々まで響けと...
野村胡堂 「礫心中」
...別種のカテゴリーをつくろうとしていることを指示している意味で興味津々たるものがある...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...ここ田舎は隣人に興味津々です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...二人の行動に興味津々だと知ったら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...お前は思った以上に賢いぞ」フォスタが興味津々で聞いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...今や朝(あした)の霞を衝いて津々浦々までも鳴り渡るあの明朗至極なるラヂオ體操を見ても明らかの如く...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...まことに興味津々たるものがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...後に自らを描こうとする意図が加わって始めて興味津々たるものとなった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何れも興味津々たるものである...
柳宗悦 「京都の朝市」
...南朝鮮の津々浦々をまわって見たまえ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...興味津々たる多彩多様さを発揮できもするはずだとね...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
...まことに滋味津々(じみしんしん)たる師弟の描写である...
和辻哲郎 「孔子」
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