...首都が雲南省のはずれのところまで移動したことについても津々たる興味をもち...
海野十三 「軍用鮫」
...かしこくも明治大帝の教育に関する大御心はまことに神速に奥州の津々浦々にまで浸透して...
太宰治 「津軽」
...まだまだ恐ろしいいろいろの怪物を毎朝毎夕製造しては都大路から津々浦々に横行させているのである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...其山猫の人化したる的の面既に甚だ愛嬌津々たるのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...地球上の津々浦々を家とするマドロスの境涯に...
中里介山 「大菩薩峠」
...この旨日本六十余州の津々浦々に伝え...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...レスブリッジも興味津々...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...周りの出来事に興味津々で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...今や朝(あした)の霞を衝いて津々浦々までも鳴り渡るあの明朗至極なるラヂオ體操を見ても明らかの如く...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...今や朝(あした)の霞を衝いて津々浦々までも鳴り渡るあの明朗至極なるラヂオ体操を見ても明らかの如く...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...津々浦々に聴えただけ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何れも興味津々たるものである...
柳宗悦 「京都の朝市」
...而れども之を誦する再三に及べば滋味の津々たるを覚ふ...
山路愛山 「詩人論」
...実に興味津々(しんしん)たる心境らしい...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...心血を傾けて編纂(へんさん)しつつある「小学算術教科書」が思い通りに全国の津々浦々(つづうらうら)にまで普及した嬉しさや...
夢野久作 「木魂」
...九州津々浦々の船を...
吉川英治 「私本太平記」
...そして津々浦々の士民までみな...
吉川英治 「新書太閤記」
...津々(しんしん)たる両者の人間の味が噛みしめられる...
吉川英治 「新書太閤記」
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