...彼女の研究はその分野の洞見に満ちている...
...彼の洞見に感心する...
...あの小説家の小説には深い洞見がある...
...彼の論文は新しい洞見を提示している...
...大学の授業で新しい洞見を得られた...
...ロセツの真意(しんい)は政府が造船所(ぞうせんじょ)の経営(けいえい)を企(くわだ)てしその費用の出処(しゅっしょ)に苦しみつつある内情を洞見(どうけん)し...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...おのれが立てつるすぢを洞見せられたりけり...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...今の自分の心の奧底を文太郎に洞見されたやうな心持がして覺えず其顏を凝視した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...ただ單に私がこのことを明晰かつ判明に洞見したことを想起するならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...私の判斷の僞であることが生ずるのかといふ理由を十分に洞見した...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...すでに誤謬のすべての原因を洞見したところの悟性をも使用することができるからして...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...たとい私はなおこれを極めて明晰に洞見したことを想起するにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...すでに誤謬のすべての原因を洞見したところの悟性をも使用することができるからして...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...同人らの凡庸さを洞見(どうけん)していなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の感情生活を初めて洞見(どうけん)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...アンナのうちにどういうことが起こってるかを洞見(どうけん)しなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君は明らかに未来を洞見(どうけん)した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...心を萎えさせる洞見のために...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...当時の文化のうちに浸潤した修辞学に伴う種々の弊害を洞見し...
三木清 「解釈学と修辞学」
...必然の洞見は自由である...
三木清 「危機における理論的意識」
...それと共産主義及び社會主義との必然的な聯關を洞見するには...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...寧ろ歴史家のうち勝れたる者は存在としての歴史の敍述を通じて事實としての歴史への或る洞見を與へようとしてゐることが見出されるであらう...
三木清 「歴史哲學」
...かかる現世的流転を超越せる永遠なる神の国の姿とを洞見し...
和辻哲郎 「鎖国」
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