...それらを布張りの洒落た菓子折の中へ入れておいた...
岩本素白 「菓子の譜」
...三は黄鳥(くわうてう)一声(せい)」といふ洒落た文句で...
薄田泣菫 「茶話」
...尖つた三角型の洒落た石で...
薄田泣菫 「茶話」
...丸山君をいよいよ洒落たひとだ...
太宰治 「酒の追憶」
...かつての洒落た若いハンターとは容易くはわからない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...いやに胴の締った洒落た上着などが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...洒落た女ですね...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...こじんまりした洒落た構えでした...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...田舎にしては小部屋の多いちょっと洒落た平家がありました...
豊島与志雄 「渡舟場」
...あの匕首(あいくち)ミッキーの歌などは洒落たものだ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...せめもの慰めではありませんか――佐久間の下女は箔付の縮れ髪――などは洒落たものですね...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...洒落た入母屋づくりの家々がつゞき...
林芙美子 「風媒」
...洒落たタキシードを着...
久生十蘭 「予言」
...彼は税関の役人が洒落た外国製品を身辺にそなえたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なかなか洒落たお邸で...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...植木屋だけにちょっと洒落た柴折戸(しおりど)をあけて...
牧逸馬 「舞馬」
...僕にはそんな洒落た真似は出来ません...
牧野信一 「街角」
...夏の夜旅というやつも洒落たものだ」「へ...
吉川英治 「剣難女難」
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