...汝(てめえ)ン許(とこ)で泳がせるぞ...
泉鏡花 「婦系図」
...そこに隠したピストルのひんやりとした感触をもとめて、手を泳がせる...
高見順 「いやな感じ」
...ワヤワヤと宙に泳がせるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...両掌(て)を宙に泳がせる八五郎です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泳がせるようなことはしなかったでしょう...
久生十蘭 「あなたも私も」
...清と入浴、泳がせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...荒々しくぐらりと急カーブを描いた車に思はず上体を車内で泳がせると...
北條民雄 「大阪の一夜」
...一番味の佳(い)いのは友釣で漁ったので活(い)きた鮎を水の中へ泳がせると外の鮎が追駆(おいか)けて来て鉤(はり)に掛ります...
村井弦斎 「食道楽」
...そのまま身を泳がせるように寄って来て抱きついた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しまった」鞍の上から矮虎(わいこ)が思わず身を泳がせる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お綱が身を泳がせるやいな...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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