...「泰ちゃん」はこういう作文の中にひとり教科書のにおいのない...
芥川龍之介 「本所両国」
...平常は元気の好い泰さんさえ...
芥川龍之介 「妖婆」
...泰さんは男だけに...
芥川龍之介 「妖婆」
...この碩学泰斗(せきがくたいと)の右足に当り...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...しかも自己の民族の否泰消長(ひたいしょうちょう)にかかわる重大な事業であるゆえ...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...西隣は古刹龍泰寺...
種田山頭火 「一草庵日記」
...ところが和尚(おしょう)泰然として平気だと云うから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...泰文は無気味な冷笑をうかべて...
久生十蘭 「無月物語」
...近くは我が徳川政府二百五十余年の泰平の如きは...
福沢諭吉 「教育の目的」
...私は安泰としてはいられない気持でいる...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...咲枝が腎臓をわるくしていて(泰子の過労から)先日も伊豆の温泉にゆき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おまえはなにも知らないんだ」泰馬は怒っていた態度をやわらげ...
山本周五郎 「おばな沢」
...泰助の弟で年は二十三歳...
山本周五郎 「思い違い物語」
...私が」泰三はあいそ笑いをして云った...
山本周五郎 「思い違い物語」
...鄭泰(ていたい)などの一族や大臣三十余名を伴(ともな)い...
吉川英治 「三国志」
...直義、師直、師泰、多くの顔も、どうしようなく、ただ遠ざかる列を見送っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...かつ攻城学(こうじょうがく)の泰斗(たいと)という貫禄(かんろく)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まったく泰平の永きに狎(な)れた末期の子孫のことで...
吉川英治 「新書太閤記」
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