...しかし出て見ると泰さんは...
芥川龍之介 「妖婆」
...ややありて泰助は...
泉鏡花 「活人形」
...伊侶具泰公稲梁を積みて富裕あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...その地位も安泰というもので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...勞働者と區別できない粗服をひよろ長い体に※うて 泰然自若であつた...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...五十ところで、その晩のこと、月心院の屯所(とんしょ)の大きな火鉢を囲んで、伊東配下、御陵衛士隊の錚々(そうそう)たるもの、鈴木三樹三郎、篠原泰之進、藤堂平助、毛内(もうない)有之助、富山弥兵衛、加納道之助の面々が詰めきって、宵のうちから芸術談に花が咲いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...泰然としていなかろうと...
夏目漱石 「虞美人草」
...まことに天下泰平な図柄です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泰文が京にいなくなると...
久生十蘭 「無月物語」
...夜中の二時に泰子を負って寝かしてくれるというさわぎでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...天下は泰平であり秩序もととのっている...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...天下泰平、国土安穏、万民安全、怨敵退散...
吉川英治 「上杉謙信」
...呉の一将周泰は、その中をよく奮戦して、一方に血路をひらき、河流の岸までのがれて来たが、顧みると、主君孫権はなお囲みから出ることができず、彼方にあって揉みつつまれている様子...
吉川英治 「三国志」
...成田小三郎富士名ノ二郎義綱名和悪四郎泰長など...
吉川英治 「私本太平記」
...北畠家の安泰(あんたい)を乞い...
吉川英治 「新書太閤記」
...泰山(たいざん)の儒者(じゅしゃ)ですが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...為政より泰伯に至る七篇を河間七篇本に比定した...
和辻哲郎 「孔子」
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