...十六 文学的未開地イギリスは久しく閑却してゐた十八世紀の文芸に注目してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...彼は予後判定にとくに注目して「最良の医師は...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...これは天才でなかろうかと注目していたのだが...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...そのたびにいつでも店員の中のあるものが一種の疑いの目をもって自分を注目しているような気がしたり...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...特に昌造について注目してゐる前記の榮之助宛書翰を思ふとき...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ということを注目しておこう)...
戸坂潤 「科学方法論」
...今云ったこの根本弱点に注目して...
戸坂潤 「科学論」
...たとえばフランスやイギリスに於ける考え方と少し違ったものがここにあることを注目しておかなくてはならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...氏は翻訳の意義に就いて夙に注目している文学者の一人である...
戸坂潤 「読書法」
...論文は作文でないことを注目してかかる必要があろう...
戸坂潤 「読書法」
...鋭い眼付(めつき)で瞬(またた)き一ツせず車掌の姿に注目していた...
永井荷風 「深川の唄」
...人があまり注目していない北海道の魅力があげられている...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...多くの研究者たちは注目している...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...「僕は彼の頭に注目してるんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...常に汝らの挙動に注目して一毫(いちごう)も仮(か)さず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...何だか皆が私の挙動に注目しているように思われてならなかった...
二葉亭四迷 「平凡」
...矛盾として私どもは感情的でない本当に人権擁護の実現のために注目してゆくべき点だというふうに考えます...
宮本百合子 「浦和充子の事件に関して」
...注目していただきたい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索