...一と月ばかり前それを注文する時...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...洋食一皿注文するでなく...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...「それだけ注文すると...
薄田泣菫 「茶話」
...二人は左手の隅(すみ)の食卓(テーブル)についてビールを注文すると...
田中貢太郎 「水魔」
...雑誌のバックナンバーなど注文すると大概絶版だと断わって来るがライプチヒの本屋に頼むとたいていはじきに捜し出してくれるのである...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...それでバックナンバーでも注文する時はその前に少なくも五六百円の借金をこしらえておくほうが有効であるかもしれない...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...一様に淡い色のタッチなどを注文することが...
中井正一 「色彩映画のシナリオ」
...二六時中すべてあのごとくせよと命ずるのは事実上有り得べからざる事を無理に注文するのだから...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...急に刺身(さしみ)とか茶碗蒸(ちゃわんむ)しとかを注文する...
新渡戸稲造 「自警録」
...身投げをするやつが鳥を注文するなんてのはないでしょう...
久生十蘭 「魔都」
...かうした宿屋で決してきらしたことのない火酒(ウォツカ)を一杯だけ注文すると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...一定の課題を作者に指定して創作を注文するということは...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...大阪屋のシチュウ丼が出来たといふので赤と白両方注文する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...俺の――」黄色い声でラフトが注文するのであつた...
牧野信一 「街角」
...イダーリアの肖像画を注文する時に...
牧野信一 「山彦の街」
...生は和歌に就きても舊思想を破壞して新思想を注文するの考にて隨つて用語は雅語俗語漢語洋語必要次第用うる積りに候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...敢(あえ)て注文するではないが...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...○彰化市にて籃蒸(ナンスーン)(竹の蒸器)を注文するとにかく大した力のものだ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
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