...清逸はまたかかることに注意する自分を腑甲斐(ふがい)なく思った...
有島武郎 「星座」
...先覚者のはじめて注意するところとなって...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...境界のないことにのみ注意すると...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...隙の無きに注意するなり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...本家へ気がねして「一遍帰ってもろたら」と幸子に注意することはあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...読書にも矢張さうしたところがあるから余程注意することが肝心である...
田山録弥 「小説新論」
...赤木が嘉代さんに注意することもある...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...支那人が日本武術に注意する樣になりました...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...然らば学校にいる時に最注意することは...
新渡戸稲造 「女子教育に就て」
...注意する価値がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...」と注意する声を聞いた...
牧野信一 「創作生活にて」
...落着いて右眼に注意すると...
牧野信一 「剥製」
...私が息を衝く間に自らが取り交す諸種の対話を自ら注意することだけでも足りるのである...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...わたしは絶えず身なりに注意する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誰もその男に注意する者はなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...注意するには早や遅すぎる疑いも梶には起った...
横光利一 「微笑」
...胡散(うさん)な者と疑われるとどんな災難にあうかもしれぬから親切に注意するのだといって...
吉川英治 「親鸞」
...弦之丞は初めて注意するのであった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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