...おのづと同僚高橋の擧動に注意するやうになつた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...吾々が注意する価値のないものではありませんでした...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...このふしぎな警官に注意するものは...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...今後もそう云うお疑いを受けないように注意する...
谷崎潤一郎 「細雪」
...注意する意志がないと聴える音も聴えない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...永年特に懇情を尽して万事に注意するし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ちと大和魂が多過ぎはしませんか」と東風君が注意する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...實は笹野新三郎や錢形平次に注意するやうに斯う言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それらの保管に注意すること...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その以上に注意する様子もなく...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...楓の茂みの中から響いて来る音に注意すると...
宮本百合子 「一日」
...油には大いに注意するつもりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何を必要とするとかいうようなことを周囲の女たちが注意するままに手もとで作らせることしかできないのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...注意する人がなかったのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...中でも次の日は注意する必要がある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...おせんちゃん」そんなに話しては躯に障るからと注意するのだが...
山本周五郎 「柳橋物語」
...――けれど相変らず慈愛にみちている眼は、格外の脇に組み敷かれている庖丁人の男の顔を、傷(いた)ましげに見つめながら、「格外、その者をころすなよ」と、注意することを、なお忘れなかった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...注意することは有用であろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??