...泥舟(どろぶね)と共に溺(おぼ)れる狸...
芥川龍之介 「教訓談」
...ふんと笑つて狸の泥舟を兎の舟につないで...
太宰治 「お伽草紙」
...それからいよいよ泥舟に乘せられ...
太宰治 「お伽草紙」
...兩側から抱きこんで水幅はやつと泥舟一隻がとほれるくらゐしか...
室生犀星 「命」
...停って動かぬ泥舟を眺めながらいった...
横光利一 「上海」
...泥舟(でいしゅう)と号した人である...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟は養家の姓をつぎ...
吉川英治 「剣の四君子」
...鉄太郎と泥舟とは...
吉川英治 「剣の四君子」
...はや身支度して道場に出よ」茫然――現(うつつ)か夢かとそれまで聞いていた泥舟は...
吉川英治 「剣の四君子」
...兄上だっ」もう泥舟は疑わなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟はいきなり横顔を持って行かれたような痺(しび)れを覚えた...
吉川英治 「剣の四君子」
...「あなや!」泥舟は手をあげた...
吉川英治 「剣の四君子」
...われとも知らず泥舟の頬には...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟の息も塞(ふさ)ぐばかりだった...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟が狂せる如く...
吉川英治 「剣の四君子」
...けれど泥舟の足の早さは驚くばかりであったし...
吉川英治 「剣の四君子」
...今し泥舟は割腹(かっぷく)しようとしている態なので...
吉川英治 「剣の四君子」
...彼自身が正直に「泥舟遺言」に云っている如く...
吉川英治 「剣の四君子」
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