...きざつたらしい事を言つてぐつたり泥舟の底に寝そべる...
太宰治 「お伽草紙」
...兩側から抱きこんで水幅はやつと泥舟一隻がとほれるくらゐしか...
室生犀星 「命」
...以下高橋謙三郎を単に泥舟で記してゆく...
吉川英治 「剣の四君子」
...悲愁(ひしゅう)の裡に沈んでいる泥舟を励ますためであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...鉄太郎と泥舟とは...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟も励まされては道場へ出て門人に接した...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟を勘定奉行下の一会計吏に任命したが...
吉川英治 「剣の四君子」
...巌(いわ)の揺(ゆる)ぐような呼吸が泥舟を圧した...
吉川英治 「剣の四君子」
...兄上だっ」もう泥舟は疑わなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...強(したた)かに泥舟は突き負かされた...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟の息も塞(ふさ)ぐばかりだった...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟はうつつに次の一日を過した...
吉川英治 「剣の四君子」
...どうしたのか、泥舟は、その夜に限って、心は開け、手足心息、まったく一つに動くのであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...十本勝負のうち、九本まで、泥舟が勝った...
吉川英治 「剣の四君子」
...泥舟はやっと起きた...
吉川英治 「剣の四君子」
...実に、泥舟の槍術は、その時から、自己も人も驚くほど、格段な進境を現わしたのであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...だから泥舟は黙然――「ふうむ...
吉川英治 「剣の四君子」
...まったく泥舟が水へ浸(ひた)ったように覆(くつがえ)していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索