...泥海にはまるなんて最悪だね...
...彼は泥海に足を取られたそうだ...
...昨日の雨で、道路が泥海になっていた...
...泥海から抜け出すのに苦戦している...
...彼女は泥海を見て、恐怖で身動きができなくなった...
...もうこの世が泥海になるのだって...
伊藤左千夫 「河口湖」
...泥海の底に孔をうがち棲む透明な一種の蝦...
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...自分の足下をかはり番に見乍ら前の泥海を越すのに弱つてゐる...
千家元麿 「自分は見た」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...パリーを泥海(どろうみ)にしている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...汝飢ゑなば泥海の干潟あさりてくされしものを啄(ついば)め...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...東京なる大都会の繁栄とは直接にさしたる関係もない泥海(どろうみ)である...
永井荷風 「水 附渡船」
...ただ滑るような泥海(ぬかるみ)を知らぬ間(ま)に用意するばかりである...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼等が移って来たその土地は茫漠とした泥海と田野につつまれていて...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...無理論の泥海の中へ曳きずりこまうとするのは...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...泥海男にはウォレス・ビアリーのを...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...横尾泥海男・関時男・斉藤紫香等ねがひたき顔で来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ダッシー八田氏、横尾泥海男来訪...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しかし見わたすかぎりの泥海を越えて攻めよせる法はなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「……その運命の神様と申しまするのは、竈(かまど)の神、不浄場(ふじょうば)の神、湯殿の神、三ツ角(かど)の神、四つ辻の神、火の山の神、タコの木の神、泥海の神、または太陽の神、月の神、星の神、リンガムの神、ヨニの神々のいずれにも増して大きな、神々の中の大神様で御座いまする...
夢野久作 「ココナットの実」
...そこはいつも一夜で泥海に歸してしまつた...
吉川英治 「折々の記」
...見るかぎり果てなき泥海となって来た...
吉川英治 「三国志」
...わたくしは洪水で見渡す限り一面に泥海になるという光景を見たことがある...
和辻哲郎 「夢」
便利!手書き漢字入力検索