...その日も私は昼から店を切り上げて二人の子供にせがまれて金魚の冬籠(ごも)りの池を掘るべく親子で泥んこやをやっている真っ最中であった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...両手で泥んこを掻き廻すような真似はやめにし給え...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...泥んこの中へ引きずり込まれてしまったじゃないか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...お裾の邊りが泥んこだあね!」婦人はきゃっと叫んで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...私が裾を泥んこにしているって...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...私は泥んこの道に降り歩いた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...角筈(つのはず)を振り出しに朝の泥んこ道を...
林芙美子 「新版 放浪記」
...泥んこ道の夜店の古本屋で...
林芙美子 「新版 放浪記」
...泥んこの水の中を...
葉山嘉樹 「井戸の底に埃の溜つた話」
...絹の靴下を泥んこにしたうえ舞踏靴が捻じ曲がったような格好で帰って来たことがあったからだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...あの泥んこで船長が浮上して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...(a)下界の泥んこの中をはいまわりながらも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この本によって泥んこの中から救い上げられなかったなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まるで足のふみどころなく・そのままもぐり込んでしまいそうな・泥んこ道から...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もっともっと彼らを泥んこの中であがくがままにしておきたい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...漁夫(すなどり)の翁でも連れて参れば……」将門はもう泥んこに酔いつぶれていた...
吉川英治 「平の将門」
...すべてが朱く泥んこになって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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