...お父さんは泣き上戸(じょうご)らしいぞ...
太宰治 「おさん」
...それは泣き上戸の感傷の涙まじりにではあったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ただひどく泣き上戸だ...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...元来泣き上戸の雪山は覚えず袖を絞りました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...(こいつ泣き上戸(じょうご)か)が...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...(後記エノケン近頃泣き上戸の由)エノケンは...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...親方が帰ってくるとおれが困るからよう――泣き上戸(じょうご)だなあ」「泣き上戸だって...
牧逸馬 「舞馬」
...此奴は若しかすると泣き上戸(じやうご)とかいふ病ひかも知れないぞ――彼は...
牧野信一 「熱海へ」
...泣き上戸、と云はれたことがある、威張り上戸だ、とからかはれたこともある、母からは、気狂ひだ、と云はれたことがある...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...「大田黒は泣き上戸なのです...
牧野信一 「岬の春霞」
......
柳田国男 「木綿以前の事」
...少し酔うと泣き上戸(じょうご)になるようなの...
山本周五郎 「さぶ」
...「おまえ泣き上戸(じょうご)になったぞ」と甲斐が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...怒(おこ)り上戸(じょうご)やアノ泣き上戸...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吾輩決して泣き上戸じゃないつもりだが……オイオイ友...
夢野久作 「爆弾太平記」
...おやおや、君は、泣き上戸か...
吉川英治 「折々の記」
...また泣き上戸の泣き競べとは――...
吉川英治 「三国志」
...泣き上戸の気もちが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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