...お前は小便小僧(しょうべんこぞう)時代から泣きべそじゃったな...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...泣きべそをかいて私の部屋にとびこんで来たり...
太宰治 「女の決闘」
...泣きべその顔になる...
太宰治 「グッド・バイ」
...既に卑屈な泣きべそみたいな顔になっている...
太宰治 「グッド・バイ」
...もう既に泣きべそを掻(か)いて...
太宰治 「乞食学生」
...みな寒そうな泣きべその顔をしていた...
太宰治 「斜陽」
...僕は泣きべそをかいた...
太宰治 「正義と微笑」
...卑屈な泣きべその努力で...
太宰治 「俗天使」
...やはり泣きべそをかいてゐる樣な顏であつた...
太宰治 「當選の日」
...泣きべそかいてしまったこともございます...
太宰治 「皮膚と心」
...必ずヴェルレエヌの泣きべその顔を思い出し...
太宰治 「服装に就いて」
...」泣きべそを掻(か)くような気持であった...
太宰治 「未帰還の友に」
...末弟ひとり泣きべそかいて...
太宰治 「ろまん燈籠」
...」「そんな泣きべそをかく子は...
太宰治 「ろまん燈籠」
...彼は泣きべそを掻(か)いたような顔を川に向ってさらしていた...
本庄陸男 「石狩川」
...もうそれきり泣きべそよ...
槇本楠郎 「原つぱの子供会」
...この異様な空気に泣きべそをかきそうにしている...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...その頬笑みはまるで泣きべそでもかくように歪(ゆが)んでいた...
山本周五郎 「さぶ」
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