...泳ぐときに、波間をくぐるのは爽快だ...
...船が波間を通りすぎたとき、海に揺れが起きる...
...波間に浮かぶ人たちが楽しそうに泳いでいる...
...ビーチで波間を眺めながら、本を読むのが好き...
...サーファーたちは波間を滑るテクニックを追求している...
...それを遠くの波間に投げすてました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...艦はもうしずしずと波間に沈下しつつあった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...黒鯨のようなその大きな艦体をしずかにしずかに波間に没しさったのであった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...波間から飛立つのである...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...波間に隠れるかと思うと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...波間にうかび上ってから...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...ともかくも滔々(とうとう)として天下をおぼらすジャーナリズムの波間に遊泳することなしにはいわゆる俳壇は成立し難いように見える...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...……何か揺れ返る空間の波間にみた幻のようにおもえた...
原民喜 「火の唇」
...茫洋たる音楽のみどりに触れあう はるかな蜃気楼の奥深くかれは眠るあふれる香髪(においがみ)のみだれ巻いて溺れるあたりとおく水平線の波間にさ青の太陽は溶けこむ...
原口統三 「初期詩篇」
...谷底のような波間へつき落されるのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...すぐ近くの波間へ落ちた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...人間の姿でもない父を父は波を立てて母を沈めた母は波に乗って父を浮かせたまぼろしの陰でわたしは生れた暗い海のみなそこで照る陽の青いうつくしいあいだはわたしはみどりの波間にすべり泳ぐひるまのうちはかなしい陸はわたしの眼にはいらないやみが波の上に来ればわたしは貝を持って陸に来る岩に腰かけてわたしはさびしい歌をうたうおおわたしがうたう狂わしい歌はなにあやしい暗いこころの歌はわたしは霊のない子...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「海豹」
...船がひっくりかえって波間を漂うときは小桶一つ板一枚が案外の役に立つようなものでね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...吠え合う軍隊の波間に...
吉川英治 「上杉謙信」
...船の燈(ひ)は暗く波間にゆれていた...
吉川英治 「三国志」
...アプアプ波間にもがいていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...芦荻の波間をきって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...つづく波間からは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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