...矢は波立つた荒野の上へ...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...俄(にはか)に波立つたと見てあれば...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...運河は波立つた水の上に達磨船(だるまぶね)を一艘横づけにしてゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...顏一體を波立つ程苛々(いら/\)させ乍ら...
石川啄木 「病院の窓」
...手と足を動かすにつれてその部分丈(だ)け波立つけれど...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...湯田の風来居に移る一羽来て啼かない鳥である秋もをはりの蠅となりはひあるく水のゆふべのすこし波立つ燃えに燃ゆる火なりうつくしく再会握りしめる手に手のあかぎれ囚人の墓としひそかに草萌えてとなりの夫婦やつと世帯が持てて新らしいバケツ日支事変木の芽や草の芽やこれからである赤字つづきのどうやらかうやら蕗のとう机上一りんおもむろにひらく三月...
種田山頭火 「草木塔」
...世の中のものが何もかも私を虐(しいた)げているような悲痛な怨恨(うらみ)が胸の底に波立つようにこみあげて来た...
近松秋江 「うつり香」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...本當ですね?」と波立つ喜悦の情を包もうともせずに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...じいっと聞いていた妻は波立つ胸をおさえ...
永井隆 「この子を残して」
...女の泣き声が美しいのに心が波立つ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...高々と山の続くはめでたけれ海さばかりに波立つべしや丹後与謝の大江山辺の景色...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...――あの波立つ胸のただならぬ心騒ぎに...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...大陸は波立つた海を赫かせてゐました...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...散らされた嵐を呼ぼうとするそして全線の中で波立つ水平をめぐる気負った清新さと共に労働の鼓動をうたう青年舵手を見たそれは没落の腐り水を洗う新ネフスキー街の掃除夫牢獄の暗鬱を吹き払うさわやかな秋の青嵐―――わたしらはこの日本一のみず/″\しさをもつ詩人に...
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
...それから東には敏感な空の白髪が波立つ...
宮沢賢治 「山地の稜」
...森も石根(いわね)も波立つ如く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...解き放されたような気怠い疲労の眼で女神の顔を見ているうち沈み加減なその横顔の美しさに彼は胸が不思議に波立つのを感じた...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
- スノーボード選手の竹内智香さん: 元スノーボード選手がエイブル社外取締役に就任 ✨
- 俳優の役所広司さん: 成島出監督の訃報を受け、誠実で信頼できる盟友として追悼のコメントを寄せた。😢
- お笑い芸人の伊達みきおさん: 脳梗塞で入院し活動休止。🏥
