...如何なる天魔波旬(てんまはじゆん)かと始(はじめ)は胆も消(け)いて逃げのいたが...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...(天魔波旬(てんまはじゅん)とでも云うが好(い)い...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...第六天の魔王波旬(はじゅん)は...
芥川龍之介 「俊寛」
...波旬も天(あ)っ晴(ぱれ)見上げた才子じゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...解脱同相(げだつどうさう)の三衣(さんえ)の下(した)に天魔波旬(てんまはじゆん)の慾情を去りやらず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...おだどのがてんまはじゅん(天魔波旬)のいきおいを持っておられたからとて...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...たしかに別に天魔波旬(てんまはじゅん)の力が加わっているのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...天魔波旬(てんまはじゅん)のために...
中里介山 「法然行伝」
...波旬(はじゅん)の三女...
南方熊楠 「十二支考」
...魔波旬の称を称しきたらんは魔党なるべし...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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