...琥珀(こはく)色に寄せつ返しつ波打つてゐたが...
石川啄木 「天鵞絨」
...琥珀色に寄せつ返しつ波打つてゐたが...
石川啄木 「天鵞絨」
...心臓の波打つ呼吸(いき)だぜ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...柩(ひつぎ)が波打つた...
相馬泰三 「野の哄笑」
...波打つ金髪が肩にかかり...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...其事件や苦痛に對して旅行者の心理の働きが波打てば波打つ程そこに分量も意味も値打も生じて來るのぢやないか...
長塚節 「教師」
...破砕された岩砂の緩やかに波打つ峯頭へ身を投げ出す...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...幽かに波打つ胸を...
南部修太郎 「疑惑」
......
野口雨情 「極楽とんぼ」
...ドッと波打つ馬鹿騒ぎの間を縫って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「…………」群衆がザワザワと波打つような美色...
野村胡堂 「礫心中」
...暫く心が波打つてゐた記憶があるけれども...
林芙美子 「あひびき」
...あの写真は掘立小屋の揺らぐテントの蔭の木のベツドで注射の円い肩が波打つてゐた...
原民喜 「火の子供」
...それからダイアナの波打つ捲毛に押しつけられてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...少し青ざめた顳(こめかみ)のあたりに薄く浮き上っている真紀子の静脈の波打つのを矢代はちらりと眺め...
横光利一 「旅愁」
...それが狂ふやうに躍るのではなく、今にも血を吐きはしまいかと思はれるやうに心臟が鼓動するのではなく、脈搏は大樣に、力強く波打つて、身體全體がほてつて來る...
吉江喬松 「霧の旅」
...すでに発足準備もすましている軍勢の波打つ闇に...
吉川英治 「私本太平記」
...うしろ姿の波打つような肩の呼吸から...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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