...天の返響地の叫び恨の聲か慰めか過ぐるを傷む悲みか來るを招く喜びか無常をさとすいましめか望を告ぐる法音か...
土井晩翠 「天地有情」
...五走り湯の法音比丘尼(ほうおんびくに)は不犯(ふぼん)の聖尼(せいに)であるといわれていた...
吉川英治 「源頼朝」
...おさびしゅうあろうな」法音比丘尼は...
吉川英治 「源頼朝」
...法音比丘尼が話しかけて来たのである...
吉川英治 「源頼朝」
...尼も胸が傷(いと)うなりまする」法音比丘尼は...
吉川英治 「源頼朝」
...法音は、きょうは何か、これ以上、政子へ誡(おし)える気も挫(くじ)けたように、それを機(しお)に力なく起って、「姫(ひい)さまへ、お目にかかりに来たのであろ...
吉川英治 「源頼朝」
...奥の法音比丘尼にも...
吉川英治 「源頼朝」
...法音比丘尼の室がよかろうが...
吉川英治 「源頼朝」
...お寝みなされたがよい」走り湯の法音比丘尼(ほうおんびくに)は...
吉川英治 「源頼朝」
...「……ご無理もない」と、法音尼は、草むらの中に佇(たたず)んで、じっと、天の一方を見ている政子のすがたへ、遠くから掌(て)を合せた...
吉川英治 「源頼朝」
...聴衆はただ法音のみを聞いて師の相を見なかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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