...もと天皇の皇子が「法親王」と呼ばれる...
...明治憲法で、皇族には「親王」または「王」をつけた称号が与えられ、普通の親王より特別な地位にある人を「法親王」と呼ばれた...
...「法親王」は、仏教用語でもあり、皇族に限らず、法脈を伝える上陸に師から受けた戒名とともに称号として与えられることがある...
...「法親王」を尊称として称することがある...
...日本史上、源氏や平家の一族が「法親王」または「王」を称した...
...寛永寺の法親王の隱居所となり居たりとの事にて...
大町桂月 「妙義山の五日」
...所が其尊圓法親王其人の書風がどうかといふと...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...勿論尊圓法親王は宋朝の書風を採られたのではないけれども...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...その尊圓法親王は南朝の書風を幾らか攻撃してゐるやうであるが...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...人口に普(あまね)くなった上右の慶雅法橋が御室(鳥羽院第五の皇子覚性法親王(かくしょうほうしんのう))の御前で...
中里介山 「法然行伝」
...上野の法親王にはお咎(とが)めのないようにと建白書のようなものを書いたのだときいていたが...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...輪王寺公澄法親王(こうちようはふしんのう)の座所とへ伺候する外...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後十年天保十三年に小島宝素は日光准后宮舜仁法親王に扈随して京都に往つたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...裏面中央に「倣尊澄法親王筆(そんちようはふしんのうひつにならふ)」...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...法親王(尊澄(たかずみ))など...
吉川英治 「私本太平記」
...座主を御弟の尊澄(そんちょう)法親王に譲られた後も...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ「法親王ノ宮へお直々に」とのみいって風の如く立ち去ったのも...
吉川英治 「私本太平記」
...法親王のお手許へささげた...
吉川英治 「私本太平記」
...尊澄法親王宗良(むねなが)と並んで...
吉川英治 「私本太平記」
...あの法親王なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...覚快法親王(かくかいほうしんのう)より三昧(さんまい)の奥儀(おうぎ)をうけて...
吉川英治 「親鸞」
...慈円僧正の師でもある覚快(かくかい)法親王が...
吉川英治 「親鸞」
...いや義経の風采や言動を眼のまえにしていた当時の九条兼実とか仁和寺の守覚法親王といったような時人までが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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