...私の宗旨を嘲(あざけ)り笑った許し難い法敵じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...法敵はどうするだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その法敵も多く竜の性質形体を帯びた物だった(『エンサイクロペジア・ブリタンニカ』巻三)...
南方熊楠 「十二支考」
...この法敵とキリストと闘うところだ...
南方熊楠 「十二支考」
...その子は世界終る時出(い)づべき法敵として魔が取り去ったそうだ...
南方熊楠 「十二支考」
...初め基督生れて正法大に興らんとした際邪鬼輩失業難を憂ひ相謀つて一の法敵を誕生せしめ大に邪道を張るに決し...
南方熊楠 「人柱の話」
...綽空一箇を法敵としてこの山は鳴り怒るであろう...
吉川英治 「親鸞」
...法敵篇氷柱(つらら)の下(もと)一冴(さ)え返った春先の夜である...
吉川英治 「親鸞」
...おそろしい法敵がほかにはある...
吉川英治 「親鸞」
...叡山や南都の法敵のために...
吉川英治 「親鸞」
...法敵を責めている論争は一つもない...
吉川英治 「親鸞」
...巨弾を放ってきた第二の法敵があらわれた...
吉川英治 「親鸞」
...一方から不意な法敵があらわれて...
吉川英治 「親鸞」
...――まったく、吉水でも、その法敵でも、夢想もしていなかった社会の裏面から、それは燃えひろがった魔火(まび)であった...
吉川英治 「親鸞」
...法敵吉水(よしみず)へやがて襲うであろうところの暗風黒雨を想像し...
吉川英治 「親鸞」
...彼らのいうところの法敵吉水は...
吉川英治 「親鸞」
...この稲田の草庵を法敵と見なし...
吉川英治 「親鸞」
...南都の衆徒は源空を法敵として立ち...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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