...貳拾頭が分泌した乳量は半減した上に更に減ぜんとして居る...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...さびしさの香(か)にほのめきて身(み)にぞ泌(し)む...
薄田淳介 「白羊宮」
...胆汁その他の分泌低下の原因である...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...この問題の分泌量Hがざっと H = H0+ A sin nt のような形で書き現わされその平均水準のH0と振幅Aとが各個人の各年齢で色々になる量だとする...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...みんな結局は内分泌に関係のある生化学的問題に帰納されるのかもしれない...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...ただ器械的に仕事を進めて行くうちに自ずから興味の泌み出して来るようなことが適当である...
寺田寅彦 「夏」
...彼の足袋の裏にじめ/\泌みこんで来た...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...意識を脳細胞の分泌であると説明しても少しも科学的にはならない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...多少病的な分泌に違いないのだ...
中島敦 「光と風と夢」
...不思議な分泌物(ぶんぴぶつ)の香ひが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...額に泌(にじ)む汗を拭いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上から斜に洩(も)れてくる陽(ひ)の光のため彼の眼に泌みるようだった...
原民喜 「美しき死の岸に」
...太陽の光線でピリピリと泌(し)み...
松濤明 「春の遠山入り」
...井荻はこの気違いじみた患者は泌尿科行きでもなければ内科でもない...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...土中の冷気身に泌みて知らぬ世界へ来し心地しつ...
夢野久作 「白くれない」
...山中(やまじゅう)の静けさがヒシヒシと身に泌(し)み透るのを感じていた...
夢野久作 「笑う唖女」
...県令の劉泌は、もと長沙の人で玄徳とは、同じ劉姓であった...
吉川英治 「三国志」
...人間の心の尊さを泌々とおもうのだ...
若杉鳥子 「雨の回想」
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