...漂泊する心よ、憤激する心よ、自己を正しとせむとする心よ、いゝ子にならむとする心よ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...さうして徒に漂泊する心を惡んだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そして一泊することに...
梅崎春生 「桜島」
...今夜はここに泊(と)まろう」ぼくたちは無人島のかげで一泊することになった...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...二人とも別荘の客室へ一泊する事になった...
大阪圭吉 「花束の虫」
...一泊する時は前以て粥と時間を早くするとを頼むとして...
関寛 「関牧塲創業記事」
...二夜くらいつづけて外泊すると...
太宰治 「おさん」
...アブオス島沖に仮泊すると...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...それより浅草辺を遊び歩きて一泊することとなしぬ...
永井荷風 「桑中喜語」
...あいつがおれをおっぽり出して外泊するなんてえことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は何時でも手帳へ豫じめ宿泊する土地を記入して置く...
長塚節 「旅行に就いて」
...今日は船津に一泊するより外はあるまいといふことであつた...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...一晩だけならお宿(やど)をしようというので一泊することにきめた...
久生十蘭 「肌色の月」
...三日は滞泊するらしいというのだ...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...此處に一泊するのはつまらないといふので...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...その夜は宿泊することにして尊い声の出る僧たちに経を読ませて遊び明かした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」宿泊する由吉の意存を千鶴子はそう云い当てて矢代と歩いた...
横光利一 「旅愁」
...多くは宿泊する寺院で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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