...親不孝者として有名な人物には、泉鏡花や尾崎紅葉がいる...
...それには泉鏡花氏の湯女(ゆな)の魂の一節を髣髴さするものがあった...
田中貢太郎 「とんだ屋の客」
...泉鏡花の「註文帳」の如き小説に...
永井荷風 「里の今昔」
...泉鏡花(いずみきょうか)の『註文帳』の如き小説に...
永井荷風 「里の今昔」
...泉鏡花氏の芸術が即ちそれだ...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...泉鏡花といえば、すでに立派な一流であった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...これは我々仲間の文人でも同じことで、尾崎紅葉、泉鏡花、島崎藤村、芥川龍之介、谷崎潤一郎、佐藤春夫、北原白秋、室生犀星等、いづれもその名前の字画を見るだけで、夫々の作家の特異な風貌から作品まで、歴々として表象に浮び上つて来るのである...
萩原朔太郎 「名前の話」
...たいした檀那(だんな)でございますよ」泉鏡花さんの「辰巳巷談(たつみこうだん)」に出てくる沖津(おきつ)のような...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...泉鏡花に加えて彼女の「別れ路(みち)」が出た...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...喜多村は泉鏡花氏作「滝(たき)の白糸(しらいと)」の...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...そして、泉鏡花さんに、『踏絵』の和歌(うた)から想像した、火のような情を、涙のように美しく冷たい体(からだ)で包んでしまった、この玲瓏(れいろう)たる貴女(きじょ)を、貴下(あなた)の筆で活(いか)してくださいと古い美人伝では、いっている...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...流れ灌頂の周りを泳ぐ都鳥泉鏡花小史「義血侠血」...
正岡容 「下町歳事記」
...それで、抱月はじめ自然主義系統の評論家や作家の勢ひのいいのが、いま/\しくなつて、泉鏡花をはじめ、竹風、嘲風、龍峽など自然主義嫌ひの文學者を糾合して、自然主義反對運動を起し、東京及び地方に講演會を催したりした...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...泉鏡花(いずみきょうか)氏...
松崎天民 「友人一家の死」
...泉鏡花先生の御作のみは何時(いつ)の世に至りても紫式部清少納言近松西鶴等の作品と共に不朽なるべき事些も疑ひ無之候...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...あらゆる文藝雜誌を借覽して「泉鏡花先生著作目録」といふものを作つた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...泉鏡花先生のやうに...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...吉田君は泉鏡花と同じ金沢の出身だったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...たとへば死んだ泉鏡花氏のやうに...
吉川英治 「折々の記」
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