...その水の上へむかしの泉殿(いずみどの)のようなふうに床を高くつくって欄杆(らんかん)をめぐらした座敷がつき出ておりまして五...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...この『甘泉殿の春の夜の夢』で始まる手紙は...
野口米次郎 「能楽論」
...和泉殿の松尾というひとをじつはまえから定めていたのです」「――和泉の...
山本周五郎 「いさましい話」
...龍泉殿とか呼ばれているご舎弟があったな...
吉川英治 「私本太平記」
...龍泉殿でござりましたか...
吉川英治 「私本太平記」
...龍泉殿の生一本(きいっぽん)な気性は彼も知っている...
吉川英治 「私本太平記」
...「御舎弟(ごしゃてい)さま」「龍泉殿」と...
吉川英治 「私本太平記」
...そこには泉殿(いずみどの)とよぶ一棟(ひとむね)の水亭(すいてい)がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...泉殿(いずみどの)の橋(はし)をわたり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小一条の対(たい)ノ屋(や)から泉殿(いずみどの)のあたりには...
吉川英治 「平の将門」
...泉殿や釣殿の下には...
吉川英治 「平の将門」
...悄(しょ)んぼりと泉殿の住居へ帰って行った...
吉川英治 「源頼朝」
...宗清が泉殿へ伺った時の禅尼の述懐であったが...
吉川英治 「源頼朝」
...四待ちきれずに、宗清は、そのあくる日、泉殿へ伺って、禅尼へお目通りをねがった...
吉川英治 「源頼朝」
...泉殿へ」「ひとつ孝行したの」「ああ...
吉川英治 「源頼朝」
...泉殿の門前から広前へかけて...
吉川英治 「源頼朝」
...泉殿の殿口、廊門、表門にかけて、一しきり混雑の人渦(ひとうず)が巻いた...
吉川英治 「源頼朝」
...小松谷の灯、六波羅の灯、泉殿の灯、武者屋敷や役所の灯、平家の一門眷族(けんぞく)の館々(やかたやかた)の灯、神社仏閣の灯々々々、宝石でも撒(ま)いたようである...
吉川英治 「源頼朝」
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