例文・使い方一覧でみる「況や」の意味
スポンサーリンク...縦、数千万騎を以ても攻落すべき様もなし、況や、桟梯引落して楯籠らば、馬も人も通ふべき所にあらずと... 
芥川龍之介 「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」
...況や更にこみ入つた問題は全然信念の上に立脚してゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...況や殺戮を喜ぶなどは...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...況や針の山や血の池などは二三年其処に住み慣れさへすれば...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...いま話したとおりの情況や...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...各市場の景況や、あらゆる国の戦争と平和との予想の情報にいつも通じていて、貿易と文明の傾向を予測する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...然れども、仙女が海中に入りて、五色の亀と化せしと云うは、少しく疑う可く、況や、霞を吸い、水を飲み、清浄高潔無為恬淡を旨とする、蓬莱仙郷の神女が、老荘の教を奉ずる、支那の道士に現われずして、如何に浦島子の美目秀眉に、其神魂を奪われしとするも、渇仰する数多の道士を棄て、亀と化して遥かに蒼波を凌ぎつつ、丹波なる興謝の入江に出現し、猥褻にも秋波を送りて、漁夫の愛を求むるが如きは、到底了解す可からざることに属するなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...まずこの日記の発見された当時の情況や...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...況や国法と牴触せざる範囲に於てをや...
田中正造 「非常歎願書」
...況や書目を作つて後世に傳へてをれば...
内藤湖南 「藏書家の話」
...況や近頃のやうに...
内藤湖南 「北派の書論」
...況や、どんな観念が大切だなぞとは猶更云つてゐるのではない...
中原中也 「作家と孤独」
...況や之を院落玉砌に移し行ふに至りては...
原勝郎 「鞦韆考」
...況や世の中の人事に於てをや...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...況や事を起して之と戰ふに於てをや...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...況や手に鞭を取て直に之を打つに於てをや...
福沢諭吉 「帝室論」
...況や箸以上の事物に於てをや...
福沢諭吉 「帝室論」
...両軍の戦況や損害は...
吉川英治 「上杉謙信」
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