...今考えるとあの大沽というところは...
梅崎春生 「狂い凧」
...茲(ここ)に聖恩に沽(か)へる也...
大町桂月 「秋の筑波山」
...自信も何も無いくせに東北地方第一という沽券(こけん)にこだわり...
太宰治 「惜別」
...沽券(こけん)にかかわると思って...
太宰治 「パンドラの匣」
...血は傷口から溢れ出て襟を沽(うるお)した...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...柳絮飛来客末レ還鶯花寂莫夢空残十千沽得京華酒春雨闌干看二牡丹一二十六日...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...太沽(ターク)の砲台に砲丸の一つもお見舞い申さんと...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...米友の沽券(こけん)にかかわらないという限りはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを沽らん哉...
中島敦 「弟子」
...自分の沽券(こけん)にさわるように見もしかねない...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...私が太沽の沖合に船が著いて...
濱田耕作 「埃及雜記」
...一部の田畠を沽却(こきゃく)する場合にも...
柳田國男 「垣内の話」
...蔵書を沽売(こばい)したので頗(すこぶ)る不便だ...
山本周五郎 「青べか日記」
...善価(ヨキアタイ)ヲ求メテ沽(ウ)ラン哉(カナ)――と」「大事にします...
吉川英治 「三国志」
...いうことは自分の沽券(こけん)のいいようなことをいっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...沽券(こけん)にかかわる)かれの思いそうな心理が...
吉川英治 「新書太閤記」
...天城四郎たる者の沽券(こけん)はない...
吉川英治 「親鸞」
...あれは大勢で討ったのだといわれてはおれの沽券(こけん)にもかかわるからな」「いや...
吉川英治 「宮本武蔵」
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