...縱(たと)ひ羅馬(ロオマ)わたりに持ち往きて沽(う)らんとし給ふとも...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...底本に「次田郎女次田郎女次白坂沽日子郎女次野郎女亦名長目比賣...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...飲物を沽(う)ったりする所でないから...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...酔いを醺(くん)ずるには仏国葡萄(ぶどう)の美酒を沽(か)わざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...いまだ飢餓に瀕して羊肉・葡萄酒を沽(か)うものあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...太沽(ターク)の砲台に砲丸の一つもお見舞い申さんと...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...米友の沽券(こけん)にかかわらないという限りはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...善賈(ぜんか)を求めて沽(う)らんか...
中島敦 「弟子」
...子路は必ずしも沽ろうとは思わない...
中島敦 「弟子」
...沽券(こけん)が高かったのだった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...沽券(こけん)にかかわる...
火野葦平 「花と龍」
...蔵書をさへ沽(う)らなくてはならぬ程であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...畑成文(はたせいぶん)に託してこの巻(まき)を沽(う)ろうとした...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あなたの沽券(こけん)にかかわりましょう」「ひがむな...
吉川英治 「新書太閤記」
...いうことは自分の沽券(こけん)のいいようなことをいっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...今はその沽券(こけん)もすて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あれは大勢で討ったのだといわれてはおれの沽券(こけん)にもかかわるからな」「いや...
吉川英治 「宮本武蔵」
...だらしがねえや」「吉岡方か」「あたりめえよ」「ひどく沽券(こけん)をおとしたものだなあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??