...まだ治らないとは思っていなかったからなので...
泉鏡花 「婦系図」
...とても治らないことを見てとりました...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...その病気が治るか治らないかを占(うらな)わせる...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...ならんともいえないですね」「医者は何というのです」「医者は到底(とても)治らないというんです...
夏目漱石 「こころ」
...「東海坊の祈祷で治らない者もあつたらう」平次は妙なことを訊きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「東海坊の祈祷で治らない者もあったろう」平次は妙な事を訊きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...声は未だ治らない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これでは咽喉も治らない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一月二十二日(月曜)鼻風邪が何うも治らない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まだ鼻声が治らない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...顔の方はまだ治らないので変った薬を呉れた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ごろごろが治らないうちは貴様はとても駄目だぞ...
牧野信一 「毒気」
...どうも文章を書くのに自分に対して満足するやうなものの言ひ方を――つまり表現をしなければ治らないといふのが...
水野葉舟 「言文一致」
...耳がつぶれて一生治らないのだぞ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...後のキザは容易に治らない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...この傷痕どうして永い間治らないのでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...耳は一生治らないだろうこと...
山本周五郎 「失蝶記」
...針で縫うた傷がいつまでも治らないように見せました...
夢野久作 「オシャベリ姫」
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