...家を治むるにありと云い...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...王者が国を治むる術を得なかったために乱れたのである...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...そこで神樣がたいへんお怒りになつて「すべてこの國はあなたの治むべき國ではないのだ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...ピュロス沙岸の一帶を領し治むるネストール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更にまた天のすべての神明を治むる君の配(はい)として...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アルゴス族を治むべき譽れの人は生(あ)れいでぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これみな本妻というもののなく召仕(めしつかえ)の女にて家内を治むるゆえ軽々しく相成り...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...兵を置いて外に備え法を設けて内を治むるは人民のよくする処にあらず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...汝の中都を治めし所の法をもって魯国を治むればすなわちいかん? 孔子が答えて言う...
中島敦 「弟子」
...羅馬人はこれらの諸国を治むるに少なからざる尊敬を払うていたらしい...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...余輩もとより和漢の古学者流が人を治むるを知りてみずから修むるを知らざる者を好まず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...左れば父母たる者の身を慎しみ家を治むるは独り自分の利益のみに非ず...
福沢諭吉 「新女大学」
...苟(いやしく)も内を治むる内君にして夫の不行跡を制止すること能わざるは...
福沢諭吉 「新女大学」
...天下を治むる事諸(これ)を掌(たなごころ)に運(めぐ)らすごとくすべしという...
南方熊楠 「十二支考」
...われおもふに一家を治むる主人は個人なるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...思ふに短気にして剛直なる彼を和らげて大過なからしめ家を治むる清粛にして敢て異言なからしめたるもの小石氏の如きは...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「わが流は天下を治むるの兵法ぞ」と...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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