...少し動悸が治まると...
石川啄木 「病院の窓」
...後(のち)やうやく治まる時...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...いつ治まるか見込みが立たぬと言うている...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...腹痛やゝ治まる...
寺田寅彦 「半日ある記」
...自然に「天下」は治まるものだというのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...但し世の中が治まると...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...堯舜以來段々國が一時治まるといふと...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...世は徳川に至りて流れも長く治まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...国は治まるものではござらぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで巧(うま)く世が治まるくらいなら...
中島敦 「弟子」
...そがもとの河床に治まるやうに努めたのだ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...国内安穏に治まることあるべけれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これさえあれば天下治まるように言いおり...
南方熊楠 「十二支考」
...治まる時は乱に入り...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「民自然にして治まる」とかいうような社会があったら...
矢部貞治 「政治学入門」
...しかし人間の現実社会には「自然にして治まる」というような理想境はないから...
矢部貞治 「政治学入門」
...この国はいつも静かに治まるというのか...
夢野久作 「白髪小僧」
...冀東の地も永久に治まるまい」彼の壮図のもとに...
吉川英治 「三国志」
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