...真一の屍体が火葬炉の中で灰になってくれさえすればそれで万事治まる...
海野十三 「三人の双生児」
...何卒円く治まるように幸子ちゃんと雪子ちゃんとでこいさんを説き付けて下さい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自然に「天下」は治まるものだというのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...即ち豐臣秀吉の時代になつて天下が治まるといふと...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...円く治まる法ではなかろうか」「お断り申します」斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...それと申すも全く以て治まる御世(みよ)のおかげ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...それで巧(うま)く世が治まるくらいなら...
中島敦 「弟子」
...そがもとの河床に治まるやうに努めたのだ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...世の中は法律だけで治まるものでない...
新渡戸稲造 「自警録」
...国内安穏に治まることあるべけれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...双方ともにかえって円(まる)く治まるものにて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...真によき世話にて世の中は円(まる)く治まるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これさえあれば天下治まるように言いおり...
南方熊楠 「十二支考」
...むつかしき理窟入らずに世が治まるほど結構なることなく...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...治まる時は乱に入り...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それこそ「自然にして治まる」という姿を呈し...
矢部貞治 「政治学入門」
...信長様で治まるだろう」十月に入ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...この国の泰平に治まる光を見るようだと申し――悪剣を手にすると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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