「油虫」の意味
植物の汁を吸うアブラムシ
「油虫」の例文(場面別)
- 農業農家の人々は油虫の被害を防ぐために、定期的に農薬を散布しています。
- 園芸庭のバラに油虫がついているのを見つけたので、すぐに駆除しました。
- 教育小学校の理科の授業で、油虫の生態について学びました。
- ニュース今年は気候の影響で油虫の発生が例年より早く、農作物への影響が懸念されています。
小説での「油虫」の使い方
...大きな油虫が駈(か)け出そうも料られない...
泉鏡花 「悪獣篇」
...三に竈(へつゝひ)の油虫……すべて女の嫌ひなものは滅びてゆく世の中である...
薄田泣菫 「茶話」
...留針(とめばり)で刺された油虫はぴくぴく手足を動かせてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...壁の油虫のやうに椅子の上で矢鱈(やたら)に手足をもがいてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...患者等(かんじゃら)は油虫(あぶらむし)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...それから薔薇や他の草花やの茎にとかくつきたがる油虫やの類(たぐい)を見つけ次第に一一除(と)り去ってやった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...油虫の子には好感が持てない...
種田山頭火 「行乞記」
...憎むべきは油虫だ...
種田山頭火 「草と虫とそして」
...油虫よ、私ばかりではないぞ、怒るな憎むな...
種田山頭火 「草と虫とそして」
......
種田山頭火 「其中日記」
...・春もどろどろの蓮を掘るとや・春がゆくヱンジンが空腹へひびく・くもりおもたい蛇の死骸をまたぐ・食べるもの食べつくし雑草花ざかり・春はうつろな胃袋を持ちあるく・蕗をつみ蕗をたべ今日がすんだ・菜の花よかくれんぼしたこともあつたよ・闇が空腹・死ぬよりほかない山がかすんでゐる・これだけ残してをくお粥の泡・米櫃をさかさまにして油虫・それでも腹いつぱいの麦飯が畑うつ・みんな嘘にして春は逃げてしまつたどしやぶり...
種田山頭火 「其中日記」
...油虫め、食べるものがないから、本をなめマツチをかぢる、そして花までたべる、気の毒と思はないではないけれど、食べ物を与へる気にはなれない、油虫よりも蝿や蚊の方がよい、蛇よりも嫌な油虫だ...
種田山頭火 「其中日記」
...油虫が私を神経衰弱にする...
種田山頭火 「其中日記」
...鼠とすれば――油虫にはそれほどの力はないから――食べる何物もないので...
種田山頭火 「其中日記」
...油虫め、弱々しくなつてゐる、よろ/\してゐる、見つかり次第、たゝき殺す私はじつさい暴君だ...
種田山頭火 「其中日記」
...蠅でも油虫でも一旦この密林に迷いこんだら最後...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...油虫が沢山群っていた...
豊島与志雄 「蓮」
...私が立てるか、立てぬかの時分、この長火鉢の抽出しを開けると、油虫が、うじゃうじゃと走り廻っていたのだ...
直木三十五 「死までを語る」
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