...大きな油虫が駈(か)け出そうも料られない...
泉鏡花 「悪獣篇」
...三に竈(へつゝひ)の油虫……すべて女の嫌ひなものは滅びてゆく世の中である...
薄田泣菫 「茶話」
...壁の油虫のやうに椅子の上で矢鱈(やたら)に手足をもがいてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...私はどうしても油虫にだけは好意が持てない...
種田山頭火 「一草庵日記」
...藪蚊と油虫とが癪に障る...
種田山頭火 「行乞記」
...油虫も寒くなつたので姿をかくした...
種田山頭火 「其中日記」
...・春もどろどろの蓮を掘るとや・春がゆくヱンジンが空腹へひびく・くもりおもたい蛇の死骸をまたぐ・食べるもの食べつくし雑草花ざかり・春はうつろな胃袋を持ちあるく・蕗をつみ蕗をたべ今日がすんだ・菜の花よかくれんぼしたこともあつたよ・闇が空腹・死ぬよりほかない山がかすんでゐる・これだけ残してをくお粥の泡・米櫃をさかさまにして油虫・それでも腹いつぱいの麦飯が畑うつ・みんな嘘にして春は逃げてしまつたどしやぶり...
種田山頭火 「其中日記」
...……虫が歩く、油虫だ...
種田山頭火 「其中日記」
...紙の中に油虫の巣窟を偶然見つけた...
種田山頭火 「其中日記」
...油虫だつて同様だ...
種田山頭火 「其中日記」
...今日も油虫を二匹...
種田山頭火 「其中日記」
...ちようど油虫のやうに!三と数(マヽ)は好きだ...
種田山頭火 「其中日記」
...スリッパで油虫を何匹も踏みつぶしてやった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それから蓮の葉の油虫を鏖殺してやった...
豊島与志雄 「蓮」
...私が立てるか、立てぬかの時分、この長火鉢の抽出しを開けると、油虫が、うじゃうじゃと走り廻っていたのだ...
直木三十五 「死までを語る」
...鼠となら、時がたてばお友達になれるかもしれないけど、油虫となんて、とても仲よくなれないと思うわ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...部屋の四隅(よすみ)からはまるで杏子(あんず)のような油虫がぞろぞろと顔を覗け...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...油虫ごとき害虫も家に留むれば福を齎すというはよく考えると一理あり...
南方熊楠 「十二支考」
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