...十月五日晴、行程二里、油津町、肥後屋(三五・下)ぶらり/\と歩いて油津で泊る、午前中の行乞相はたいへんよかつたが、午後はいけなかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...秋暑い乳房にぶらさがつてゐるよいお天気の言葉かけあつてゆく旅は気軽い朝から唄つてゐるふる郷忘れがたい夕風が出た子供と人形と猫と添寝して日向子供と犬と仲よく秋風の鶏を闘はせてゐる十月六日晴、油津町行乞、宿は同前...
種田山頭火 「行乞記」
...油津といふ町はこぢんまりとまとまつた港町である...
種田山頭火 「行乞記」
...小鳥いそがしく水浴びる朝日影・秋が来た雑草にすわる子供握つてくれるお米がこぼれます八月十五夜は飫肥、油津、大堂津あたりでは全町総出で綱引をやる、興味ふかい年中行事の一つだと思ふ...
種田山頭火 「行乞記」
...油津で一足買つたことは買つたが...
種田山頭火 「行乞記」
...油津では二十五銭...
種田山頭火 「行乞記」
...油津で同宿したことのある尺八老とまた同宿になつた...
種田山頭火 「行乞記」
...油津の港より乘りて外の浦といふところへわたる...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...油津よりおたよりいたせし以来今日まで何らの音信もいたしませず...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
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