...この建物は住宅のすべてと同様、自然その儘の木材で出来上っていて、ペンキ、油、ワニス等は更に使ってなく、填材などもしてない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一方の壁には鬢附け油が堅いのと軟(やわら)かいのとを板に附けてある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...油絵の金貨や例のセロファンとも鋸屑ともつかぬ詰物なぞを無造作に並べた卓子(テーブル)を挟(さしはさ)んで...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...此方の油断を見すましてゐるのではないか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...ソレヨリ油谷サンノ奥サンガ何ヨリ先ニ眼ニ附イタノハ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...油虫よ、殺したくはなかつたけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...醤油四合――十六銭焼酎一合――十二銭豆腐二丁――六銭ハガキ十枚――二十銭その他――感謝々々...
種田山頭火 「其中日記」
...その上面と四方の面とに実に美しい油絵が描かれていた...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...太陽より油虫に至るまで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...縮れた髪に香油(ポマード)をべっとりと塗り付けて...
中島敦 「南島譚」
...坂谷(さかだに)まで油菓子の仕入れにいった帰り...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...煮しめたような醤油色の手拭で...
火野葦平 「花と龍」
...寿限無寿限無五光摺りきれず海砂利水魚水魚末雲来末風来末食来寝るところに住むところや油小路藪小路ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅうりん丸しゅうりん丸しゅうりん丸のぐうりんだいのぽんぽこぴいぽんぽこなの長久命の長助...
火野葦平 「糞尿譚」
...遊二 油が切れたら、油をつぎゃれ、女が抱きたきゃ女を抱きゃれと...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...荏胡麻(えごま)の実を臼に入れて搗き締木(しめぎ)にかけて油を搾った残りを...
柳田國男 「食料名彙」
...樫尾様が貴方をお欺しして油断をさせるために...
夢野久作 「暗黒公使」
...氏は石油研究のためロンドンに滞在中の学者であるが...
横光利一 「欧洲紀行」
...たえず趙雲が油断なく眼をくばっているので...
吉川英治 「三国志」
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