...「トラステヱエル」(河東の地なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...――序(つい)でに無声会員は栗本勇之助、金光利平太(りへいだ)、虎石恵実(けいじつ)、大谷繞石、武井悌四郎(ていしろう)、林並木(へいぼく)、岡本勇、河東碧梧桐、高浜虚子という顔振れであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それに目付の藤野立馬久松静馬河東喜一郎が同行した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)氏の実兄竹村黄塔氏とかは文学専門であって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それは同郷の河東碧梧桐氏...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ヨウさんの座敷に呼ばれる芸者は以前は長唄清元なぞの名取連(なとりれん)も交(まじ)えられていたそうであるがその頃は自然河東一中(かとういっちゅう)薗八という組のものばかりに限られていたので若いといっても二十五...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...享保に入りては河東節(かとうぶし)その他の音曲(おんぎょく)劇場に使用せられ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...明日は河東の水草に稼(かせ)ごうとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...河東(かとう)か荻江(おぎえ)のウマ味だと...
久生十蘭 「蝶の絵」
...」「ハイ唯今河東さんがお出になって一緒に出て行きました...
正岡子規 「初夢」
...我旧師河東静渓(かわひがしせいけい)先生に五子あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...和十は河東節(かとうぶし)の太夫...
森鴎外 「細木香以」
...まことに未だ河東の地を蹈(ふ)まずして白頭の豕(ゐのこ)をことなりとする人に似たらむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...この点だけは駿河東部の官道の変遷と似たところがある...
柳田國男 「地名の研究」
...今の東三省全部と熱河東部に亘る広大な地域の総称であつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...自分は河東解良(かとうかいりょう)(山西省(さんせいしょう)・解県(かいけん))の産で...
吉川英治 「三国志」
...あっしを先鋒(せんぽう)にやっておくんなさい」「気のどくだが、きさまの二丁鉞斧(まさかり)ぐらいではの」「歯が立たねえッていうんですか」「こんどの歩騎(ほき)総指揮官は、河東の名将、呼延賛(こえんさん)の玄孫灼(しゃく)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...シェラ・レオネの山々の彼方に大河東流せることなどを聞いて来たが...
和辻哲郎 「鎖国」
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