...川の上流での台風の影響で、沈泥が河底にたまってしまった...
...浚渫船が川の河底を掃除している...
...両岸の豆麦と河底の水草から発散する薫(かおり)は...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...またたとえ据付けたところで多年にわたって河底に沈澱した鉱毒は容易に消滅しないばかりか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...山林濫伐に因れる土砂流失河底埋塞...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...油ぎった水面に河底から立ちのぼる気泡(きほう)のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この河底には一脈の哲学的憂鬱が漂うていたほどである...
中島敦 「悟浄出世」
...四囲に、わあつと広告塔や、電車や自動車の音がけたゝましく響かなかつたら、その河底の骸は、深い谷川を流れてゆく姿にも見えて、惨酷な風趣だつた...
林芙美子 「瀑布」
...この河底の人生は...
林芙美子 「瀑布」
...河底の広告マンの姿を思ひ出して...
林芙美子 「瀑布」
...つまり河底の軟泥からゆるめられ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...山(やま)にある土(つち)や砂(すな)を河底(かはぞこ)に流(なが)し埋(うづ)めるために...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...河底を潜り上って同然泥中に平臥するがごとし(レオナード著『下(ラワー)ニゲルおよびその民俗篇(エンド・イツ・トライブス)』二三一頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...それはナイル河底の冥府(めいふ)の法廷で...
夢野久作 「髪切虫」
...何尺か河底(かてい)の沼土を離れたと思うと...
吉川英治 「魚紋」
...河底をなしている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...河底の石を足の爪先で探りながら歩いた...
吉川英治 「親鸞」
...今では完全に熊野川の河底になっているという...
吉川英治 「随筆 新平家」
...河底へ潜(もぐ)って...
吉川英治 「源頼朝」
...珠江に投げ棄てられた死体が河畔の摩天楼の下に櫛比(しっぴ)して河底に埋もれ...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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