...勇気が沮喪(そさう)すると云ふ意味ではなく...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...沮洳卑濕なる村上四郡を耕田と爲せり...
大町桂月 「遊羽雜感」
...土手を駈けおりて沮洳地の枯蘆の間へ入って往った...
田中貢太郎 「雁」
...こんな目の子勘定をして紳士淑女の辛抱強いのに感心する一方では自分でこの仲間にはいろうという勇気を沮喪(そそう)させていた...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...時期が来ない前に意気沮喪(そそう)しないことだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この暴君の境外進出が沮(はば)まれることになる...
中里介山 「大菩薩峠」
...異色ある作家の得て陥入る沮喪振りに...
牧野信一 「浪曼的時評」
...沮喪(そそう)させ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...失敗と沮喪――残ったのはそれだけである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...衆医沮不聴...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼自身の兵が意気沮喪(そそう)して...
吉川英治 「三国志」
...すっかり意気を沮喪(そそう)させてしまった...
吉川英治 「三国志」
...沮授(そじゅ)であった...
吉川英治 「三国志」
...沮授は、信念をもって、「こよいから明け方までの間に、かならず敵の奇襲が実行されましょう...
吉川英治 「三国志」
...沮授の背から胸まで射ぬいてしまった...
吉川英治 「三国志」
...決して戦意は沮喪(そそう)してはいなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...一行の元気を沮喪(そさう)せしめんとしたる人なれ共...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...士気は沮喪して脱走兵が出る...
和辻哲郎 「鎖国」
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