...蘆(あし)の枯れ葉が日を浴びて立つ沮洳地(そじょち)のような平地が目の前に広がっていた...
有島武郎 「或る女」
...土手を駈けおりて沮洳地の枯蘆の間へ入って往った...
田中貢太郎 「雁」
...其の計畫は佐々元田等の反對に沮まれて行はれざりしのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それは姉の死以来意気沮喪(そそう)してしまい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...水の沮(はば)むところでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...稍々ともすれば意気は沮喪し...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...その時の奴の意気沮喪の吐息は...
牧野信一 「剥製」
...沮喪(そそう)させ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...初めて同じような沮喪の感覚を学びました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人の意気沮喪する時に希望を伝え得るのである...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...中には不幸にあって英気沮喪したのもあり...
柳田国男 「故郷七十年」
...なんとなく士気の沮喪(そそう)した軍旅の虚無(きょむ)と不平をなぐさめていた...
吉川英治 「三国志」
...「沮授(そじゅ)どのには...
吉川英治 「三国志」
...沮授(そじゅ)は...
吉川英治 「三国志」
...沮授は心配した...
吉川英治 「三国志」
...彼の独り言を怪しんで、典獄がそのわけを問うと、沮授はいった...
吉川英治 「三国志」
...沮授は、信念をもって、「こよいから明け方までの間に、かならず敵の奇襲が実行されましょう...
吉川英治 「三国志」
...そのたび部下の士気を沮喪(そそう)させるばかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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