...一羽の雁は石に傷ついたのか沮洳地の上を放れなかった...
田中貢太郎 「雁」
...今や星氏の逆襲を受けて意気漸く沮喪せむとせり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それは姉の死以来意気沮喪(そそう)してしまい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして君たちは意気沮喪(そそう)のあまり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天を見る勇気の無いまでに沮喪(そそう)していた人々も...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...その時の奴の意気沮喪の吐息は...
牧野信一 「剥製」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ちっともないのよ」徳山が意気沮喪したように片手をあげて自分のおでこを擦った...
「海流」
...なんとなく士気の沮喪(そそう)した軍旅の虚無(きょむ)と不平をなぐさめていた...
吉川英治 「三国志」
...袁紹は、城府に居すわると、「まず、政(まつり)を正すことが、国の強大を計る一歩である」と、太守韓馥を、奮武(ふんぶ)将軍に封じて、態(てい)よく、自身が藩政を執り、もっぱら人気取りの政治を布いて、田豊(でんほう)、沮授(そじゅ)、逢紀(ほうき)などという自己の腹心を、それぞれ重要な地位へつかせたので、韓馥の存在というものはまったく薄らいでしまった...
吉川英治 「三国志」
...「沮授(そじゅ)どのには...
吉川英治 「三国志」
...日ごろから沮授(そじゅ)と仲が悪いので...
吉川英治 「三国志」
...また沮授(そじゅ)...
吉川英治 「三国志」
...沮授は声をあげて...
吉川英治 「三国志」
...そこは臨沮(りんしょ)の小道といって...
吉川英治 「三国志」
...沮喪(そそう)させたことはいなみえない...
吉川英治 「私本太平記」
...ともすると却って寄手の方に生じて――それは著(いちじる)しく士気を沮喪(そそう)せしめることがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...戦わずして城兵の士気を沮喪(そそう)せしめんとした策たることは明らかである...
吉川英治 「新書太閤記」
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