...外にもまだとりどり面白い歌は沢山にある...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...沢山に損をした人がある...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...仲々沢山に有りましたよ...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...ここに朝のうちは沢山に列を作って客待をしている自動車――ちょっと見ると百台近くもあろうかと思われる――も...
高浜虚子 「丸の内」
...相当な山が沢山にあります...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...スケツチを沢山に/\拵へる方が余程有益である...
田山録弥 「小説新論」
...路の通りにある職業周旋のビラの沢山に張って出してある家の中にも入って行って見た...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...そうしてわれわれが「蝶々蜻蛉(とんぼ)」と名付けていた珍しい蜻蛉が沢山に飛んでいた...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...沢山に知つてゐた...
夏目漱石 「それから」
...思いやられることが沢山にある...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...急いで0(ゼロ)へお賭(は)りなさい! できるだけ沢山に!」ちょうど二十五万法勝ったところで卓(タアブル)No. 6 は陥落した...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...イワツツジが沢山に生えていた...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...そのうちに向うの方に獣(けもの)の絵看板を沢山に並べた一軒の見世物小舎が見つかりました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...前にも申したように肥前の有田を中心に今も沢山に磁器が焼かれます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...お金を沢山に儲けました...
夢野久作 「二人の男と荷車曳き」
...カマドの中には樫の樹も沢山に入れてあるのですから...
夢野久作 「虫の生命」
...白樺というものは沢山につづくと樹木には見えず...
横光利一 「欧洲紀行」
...なお、数正の部下に属す者も、沢山に、あとに残されていたからだ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索