...家禄を没取された上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家財は埃一つ残らず没取...
野村胡堂 「礫心中」
...没取の厄(やく)に会わぬまにと...
吉川英治 「私本太平記」
...是ヲ官ニ没取ス」とも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すぐ流罪(るざい)だの家産没取の厄(やく)にあい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すべてこれは先に官へ没取された柴進と柴皇城家(さいこうじょうけ)の物である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...強制的に没取してしまったのである...
吉川英治 「親鸞」
...所領を没取されているではないか...
吉川英治 「親鸞」
...*長州の旧藩制度には、家士にして河豚を食して死んだ場合は、家禄没取、家名断絶というきびしい掟があった...
吉川英治 「河豚」
...寺社の領土を没取して...
吉川英治 「源頼朝」
...伊賀上野城は従来、筒井(つつい)入道定次(さだつぐ)の所領であったものを、家康が没取して、これを藤堂(とうどう)高虎に与え、その藤堂藩は、昨年、入部してから、上野城を改築し、年貢(ねんぐ)の改租やら治水やら国境の充実やら、目ざましく新政を布(し)いている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...家名は没取である...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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