...まだ没交渉なので、まずは話し合いをしましょう...
...没交渉のままでは問題が解決しません...
...賃金交渉をする前に、まずは没交渉の状態から始める必要がある...
...そもそも没交渉だったので、意見が食い違ったまま終わってしまった...
...今後の交渉の基礎となる没交渉期間は大切です...
...彼の気分とは没交渉に...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...何も小説や戯曲はあらゆる文芸上の形式と没交渉に存在してゐる訣ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...ただ一つこれらの群れからは全く没交渉な一団があった...
有島武郎 「或る女」
...しかしそれらは奇妙にも葉子とは全く無関係で没交渉だった...
有島武郎 「或る女」
...亀がその甲の模様と没交渉であるのと同様に何の関わりもない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この没交渉が、やつて見なければ承知が出来ないといふことが、人間の根本に横つてゐるのであるから、いくら世間を改良したいと言つても、その運動は極めて小さい波動しか起さない...
田山録弥 「解脱非解脱」
...科学上の真理は常に新鮮なるべきもので骨董趣味とは没交渉であるべきように見える...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...現象上の事実としては勿論没交渉ではないが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...のみならず或る意味に於て両者の相即を主張し又或る意味に於て両者の完全な没交渉を帰結するヘルムホルツの幾何学及び空間に対する思想には経験論に共通な困難が潜んでいる...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...自分と全く没交渉のもののようにして頭に浮かべていたのである...
豊島与志雄 「運命のままに」
...その壁も没交渉なものであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...新らしい時代とは没交渉で...
直木三十五 「大阪を歩く」
...善い意味にも悪い意味にも世間とは没交渉である点から見て彼ら禅僧は立派な道楽ものであります...
夏目漱石 「道楽と職業」
...世態とあまりに没交渉なるがためである...
夏目漱石 「文芸とヒロイツク」
...全然理想と没交渉と云う訳には参りませんが...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...交互に没交渉で進んで来ている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...我々はどんなものとも没交渉になるのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...民藝への発展に没交渉な作家は...
柳宗悦 「工藝の道」
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