...一斗の没薬をとりてわれに従へ...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...うまく他人への奉仕に没頭できれば...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...海底ふかく沈没しましたときから...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...借りそこねて平然たるほど没感情的でもない...
種田山頭火 「其中日記」
...高尾小仏から甲斐東部の連山が隠見出没して居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今では慈善事業に没頭していたし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...へんに盲目的な没表情をしていた...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...海の中の島が三つとも沈没してしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...光仙林の中に没入した後ろ影を...
中里介山 「大菩薩峠」
...御蔭様で生涯没頭して悔(くい)ない面白い仕事にありつきましたと言おうかと思っているうちに...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...朦朧たる海霧の中に船体を没し...
久生十蘭 「海豹島」
...日本の野鳥の研究に没頭し...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ときには狐や狸も出没する...
火野葦平 「花と龍」
...小野さんの没されたことについて計らず同様に感じたのは当然ではあるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...汲々として紅塵(こうぢん)埃裏(あいり)に没頭し...
山路愛山 「英雄論」
...穴彦などという一連の出没自在な剽盗(ひょうとう)仲間であった...
吉川英治 「平の将門」
...陳独秀の乗った汽艇が影を没した...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...それに自己を没入することは自己の浄められるゆえんであることもわかる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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