例文・使い方一覧でみる「沙汰の限り」の意味
スポンサーリンク...お膝許（ひざもと）で沙汰の限りな！ 宗山坊主の背中を揉んでた島田髷の影らしい... 
泉鏡花 「歌行燈」
...……沙汰の限りだ...
泉鏡花 「婦系図」
...欧羅巴かぶれも爰に到つて殆んど沙汰の限りだ子...
内田魯庵 「犬物語」
...卑劣とも何とも言語道断沙汰の限りであった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...これなど沙汰の限りと云うべきであろうか...
豊島与志雄 「文学以前」
...沙汰の限りでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴殿がいまさら相手に取って弓矢に及ぶとは沙汰の限りのことでござる...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやはや、どうも、沙汰の限りで、これで春徳寺の再興もフイになるかと、私は私の不徳を責める外はありません」慾のなささうな老僧ですが、それでも一代の心願がフイになるかと思つてか、眼をシヨボシヨボさせて歎くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まったく沙汰の限りです...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...沙汰の限りと言うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...沙汰の限りだと叱られるのは必定であるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...何とも沙汰の限りな聖蹟霊宝を...
南方熊楠 「十二支考」
...沙汰の限りな図々しいやつではある...
吉川英治 「江戸三国志」
...沙汰の限りなたはごとなのだ...
吉川英治 「折々の記」
...沙汰の限りな狼藉の果て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...沙汰の限りである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...沙汰の限りだ）と怒っている者があるし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...吉岡家の表へ坐りこむなどとは沙汰の限り...
吉川英治 「宮本武蔵」
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