...それも道々取り沙汰するのを聞いたのであるが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...……暫く御無沙汰するかも知れません...
豊島与志雄 「運命のままに」
...その菊池君が大いに推薦するとか何とか云って取沙汰するのはおかしいと思った...
中里介山 「生前身後の事」
...市中でもさまざま取沙汰するそうな...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...療治後無沙汰するものは甚だ惡きものなり...
福澤諭吉 「養生の心得」
...あんまり御無沙汰するてえと...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...神々もまた情欲と悲嘆と憤怒とに悩み給うがごとく取沙汰するにあらずや(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人びとが取り沙汰する自殺の理由などは...
山川方夫 「演技の果て」
...軍令をもって沙汰する...
吉川英治 「三国志」
...都からよい沙汰するぞ」菊王は...
吉川英治 「私本太平記」
...つい沙汰するのを忘れていた...
吉川英治 「私本太平記」
...沙汰する向きもあったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...専ら沙汰する者がありますが」「それは...
吉川英治 「新書太閤記」
...余り無沙汰するなよ」かれの粋狂(すいきょう)は底が知れない...
吉川英治 「新書太閤記」
...忌(いま)わしい沙汰する者があるのでして」「世間じゃもの...
吉川英治 「親鸞」
...今では人も沙汰するところである...
吉川英治 「親鸞」
...源家の義朝様の旧臣どもじゃなどと沙汰する者もあったがの……...
吉川英治 「源頼朝」
...――無智な凡下(ぼんげ)どもの沙汰すること...
吉川英治 「宮本武蔵」
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