...沐猴にして冠するの滑稽を演じつつ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...列国には沐猴而冠(もっこうにしてかんす)の滑稽(こっけい)なる自尊の国とひそかに冷笑される状態に到らしめた...
太宰治 「惜別」
...モラルなどは沐猴にして冠するものだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...沐猴冠者であると誹謗を浴びせています...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...上流の俊髦(しゅんぼう)前光卿は沐猴(もくこう)の冠(かん)したのは違う大宮人(おおみやびと)の...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...自分も亦沐猴にあらず...
正岡子規 「読書弁」
...由って英人は頭巾猴(ずきんざる)と呼ぶとはいわゆる楚人沐猴(もっこう)にして冠すの好(よ)き対(つい)だ...
南方熊楠 「十二支考」
...猴好んで面を拭(ぬぐ)うて沐(もく)するごとき故に沐猴という...
南方熊楠 「十二支考」
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