...もう沈むほかはありません...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「しっかり者のすずの兵隊」
...又は西へ沈む太陽を意味するや」と質問した...
石川欣一 「可愛い山」
...』と楠野君の声は沈む...
石川啄木 「漂泊」
...貧より来る苦痛の中にこの絶望に沈むこと...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...浮き沈む鳰(にお)の波紋の絶間(たえま)なく十一月二十六日 丸之内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...太陽は東天より出でて西に沈む...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...おりおり沈むわが気をふり起こしては...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...パンが沈むに従って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ちやうど日が沈む頃風が冷(つめた)くなつて空が曇つて來ました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...わたくし共の船は直ぐに沈むといふことだけを免かれたのでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...次にまたしばらくのあいだ虚無のなかへ沈む...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...それから沈む迄二時間と四十分のあいだ...
牧逸馬 「運命のSOS」
...至つて酒に抵抗力の無い彼の肉体は恰もブランコにでも乗つて居るかのやうにスースーと浮いたり沈むだりしてゐるやうな気持になつた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...沈むことはほとんどないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...はるかの水面に落ちて泡を引きながらグングン沈む...
夢野久作 「爆弾太平記」
...ひんやり汗が沈む...
吉川英治 「私本太平記」
...「樵夫(きこり)だ」首が沈む...
吉川英治 「源頼朝」
...世を建直す大きな波へ浮び沈む塵芥(ちりあくた)よ...
吉川英治 「源頼朝」
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