...沂水流(ぎすいりゅう)の達筆で「鼠の顔」と認めてあった...
海野十三 「軍用鼠」
...時どき蒙陰(もういん)県と沂水(ぎすい)県の間を旅行した...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...この蓮花池は本(も)とドブ溜だつたが、雨夜忽ち蓮花が生じ香を放ち、又、其葉や莖を風が吹く聲を聞たと云ので、決して花が開く音を指たでなく、集成同卷に、青州府志、蓮花池在二玉交里中一、莽蕩無レ際、青萍環覆、紅碧交加、蓮蕊爭レ勝、爛漫如レ霞、然乍有乍沒、兆二沂之盛衰一、或疑三其有二靈氣一云と云ると等しく云はゞ蓮の幽靈だ...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...宝素の子春沂(しゆんき)が躋寿館の素読の師を命ぜられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春庵宝素の子春沂(しゆんき)抱沖が躋寿館(せいじゆくわん)の寄宿寮頭取になつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春沂は此年の武鑑に「寄合御医師...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春沂の後(のち)は春澳(しゅんいく)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...沂都路(ぎとろ)へ...
吉川英治 「三国志」
...その後の両名は、沂都(ぎと)、瑯(ろうや)の両県に来て吏庁にのぞんでいましたが、たちまち苛税(かぜい)を課し良民を苦しめ、部下に命じて掠奪を行わしめ、婦女子をとらえて姦(かん)するなど、人心を険悪にすること一通りでありません...
吉川英治 「三国志」
...沂水侯(ギスイコウ)劉恋(リュウレン)ヲ生ム...
吉川英治 「三国志」
...沂州(きしゅう)沂水(きすい)県へと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだ一滴の酒も……」なつかしい故郷沂水(きすい)県は目の前にある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...沂州沂水県ノ産ニシテ……「な...
吉川英治 「新・水滸伝」
...沂嶺を越えて来たって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...沂嶺の虎といったら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...沂嶺(きれい)の虎の間違いだろう」「うんにゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――沂嶺(きれい)の虎をあわせれば都合これで六匹だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「暮春者春服既成、冠者五、六人、童子六、七人、浴乎沂、風乎舞、詠而帰」の句は、古来多くの人に愛せられた...
和辻哲郎 「孔子」
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