...決然として一向宗徒に加担する態度を明かにした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そして決然としてすぐにも東京へ帰って行って...
近松秋江 「狂乱」
...決然として韓国に向ひたるは甚だ人意を強うするに足りき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼は決然として暗黒の中にはいって行った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然としてジャン・ヴァルジャンに向かって進んでゆき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然として立ち上ると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...わかったか」「わからねえ!」米友が決然として言いきったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドイツの外交家はこのように決然として...
蜷川新 「天皇」
...決然として自己保然の唯一の道を採ったのに何んの不思議があるでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ラスチニャックはこの召使がそこから出て行ったその扉を決然として開いた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...」彼は決然として次の如く書加へた...
平出修 「逆徒」
...睡入(ねい)ッていた智慧(ちえ)は俄(にわか)に眼を覚まして決然として断案を下し出す...
二葉亭四迷 「浮雲」
...なのに、決然として、帰国するなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...遠くの方でスライトが決然として公園を横切っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...決然として実行すれば好いのだ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...そして日傘(パラソル)と嚢(サツク)とを提(さ)げたわたしは決然として...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...やってやら」「鑢(やすり)は?」――彼女は決然として言った...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...純忠は決然としてその招待に応じた...
和辻哲郎 「鎖国」
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