...決然として西洞院の第を出でぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...」決然として僧院長(アベ)は此悲しい残骸を指さしながら...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...決然として窓に近づくと...
海野十三 「月世界探険記」
...出来ない筈はありませんわ」小雪は決然として云い放つと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...決然として起ちあがった...
大杉栄 「獄中記」
...房一の態度が決然としてゐたのと...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...決然として韓國に向ひたるは甚だ人意を強うするに足りき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...決然として米友が立ち上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...決然として立ち上ると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドイツの外交家はこのように決然として...
蜷川新 「天皇」
...決然として面をあげると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...決然として振い起った...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...私は引返した――立ち去るときと同じやうに決然として引返した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ルグランは決然として先頭に立ってゆき...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...どうあっても明日演るの?」決然として仲蔵が答えた...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...決然としてその小さなしなびた顔を霜の中に突込み...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...経済の各方面に亘って民衆化し共産化しつつある事を決然として断言します...
夢野久作 「鼻の表現」
...やってやら」「鑢(やすり)は?」――彼女は決然として言った...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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