...若し彼にして決然として...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...決然として発火信号の用意を命じたのである...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...出来ない筈はありませんわ」小雪は決然として云い放つと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...決然として起ちあがった...
大杉栄 「獄中記」
...決然として一向宗徒に加担する態度を明かにした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...房一の態度が決然としてゐたのと...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...決然として進退を宣告する言葉が出ませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...わかったか」「わからねえ!」米友が決然として言いきったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...決然として面をあげると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...それを言はなきや――」平次が決然として立ち上がると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ラスチニャックはこの召使がそこから出て行ったその扉を決然として開いた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...」彼は決然として次の如く書加へた...
平出修 「逆徒」
...彼は決然として起ち上り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...令嬢は決然として首をあげた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
......
宮沢賢治 「月天讃歌(擬古調)」
...決然としてその小さなしなびた顔を霜の中に突込み...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...経済の各方面に亘って民衆化し共産化しつつある事を決然として断言します...
夢野久作 「鼻の表現」
...と決然として云ったよ...
横光利一 「旅愁」
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