...決然として西洞院の第を出でぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...親娘三人どうにかやってゆけます」そう言って決然として身を粉にして...
上村松園 「母への追慕」
...決然として窓に近づくと...
海野十三 「月世界探険記」
...決然と後ろをふりむいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幸福な事実や勢力ある権利などの全体に対して決然と戦いを宣するのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然としてジャン・ヴァルジャンに向かって進んでゆき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然として立ち上ると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...女乃ち決然として起ちて裝を旅客に變じて過ぐ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...あったらこの私が家へ置かなかったろうよ」決然としたものが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...決然と分岐する舗装道路や高層ビルの一連が...
原民喜 「火の唇」
...」と決然と繰返す事が如何に苦しかつたか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その一つを取つたゞけで殘りを形ばかりの義理の爲めに捨てゝ了つたその決然とした態度の中に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...助けてくれ」ベリントン大佐が決然と...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...決然と相手を見据えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...(決然と天幕へはいって行こうとするが...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...而もわれわれが猛烈に、決然と、婦人大衆を低く繋ぐ反動文化と戦闘を開始しないことは、とりもなおさず日本におけるプロレタリア文化運動全体を、その重要な一部で同じように低く、重く、敵の杭(くい)につなぎとめて置くということになるのだ...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...断じていかんぞ! 大助は決然と立ちどまった...
山本周五郎 「新潮記」
...決然とそこから起ち上がった...
吉川英治 「三国志」
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