...あんなにも決然と喜びや悲しみを語った...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...「状態がどうもよくないな」彼は決然と床柱から背を剥がし...
梅崎春生 「幻化」
...何度おたずねになっても、あたくしはそれについては申上げない決心をいたしていますの」顔をあげると、三津子は、決然といった...
海野十三 「地獄の使者」
...決然と云い切った...
海野十三 「人造人間事件」
...私はもはやこれまでと、決然となって、看護婦主任を呼ぶ気にもなった...
「草藪」
...決然として一向宗徒に加担する態度を明かにした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そこに置いてるものを決然と手につかんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」とこんどは丁寧なやり方をすてて決然と彼は言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然と後ろをふりむいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...男は決然と立つて袴(はかま)の紐(ひも)を結び直しつつも心引かるる風情(ふぜい)にて打仰ぐ女の顔をば上より斜(ななめ)に見下ろしたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...田山白雲は決然として...
中里介山 「大菩薩峠」
...わかったか」「わからねえ!」米友が決然として言いきったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして一寸黙つて考へた後で決然と玄関へ立つて行つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...その大胆に決然とした反対を...
本庄陸男 「石狩川」
...やがて彼は決然と立ち上がって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...なんですって」「わたくし泰三さまの妻になります」彼女はこんどは決然と第二の宣言をした...
山本周五郎 「思い違い物語」
...決然としてその小さなしなびた顔を霜の中に突込み...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...今こそ決然と別れを告げねばならぬと決心した...
横光利一 「上海」
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