...音は決定的に彼の耳に響いた...
梅崎春生 「記憶」
...彼は決定的にスペインをたたきつけることにより...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...李剛 (決定的に)朴君...
林不忘 「安重根」
...そして支配人は決定的に小男だつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...当時既にレーリーの心は科学の方へ決定的に傾いていた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...そしてこれ等ブルジョア社会科学と決定的に対立するマルクス主義的史的唯物論...
戸坂潤 「科学論」
...決定的に占拠した保塁と見做しているのは...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...政治行動上の自由主義(それは必然的にデモクラシーの追求にまで行く筈だが)からは決定的に仕切られている自由主義でなくてはならないのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...作物の収穫が肥料によって決定的に支配されることは...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...永く決定的に文明を独占することは有り得ない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...いったいだれがそれをまちがいだと決定的にいえますかね」「それはまったく耳新しいお考えですね」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...これは富の増進をして貧民の境遇にとり決定的に不利ならしめるに十分であろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...幸福と不幸の開きが決定的にあるわけです...
宮本百合子 「幸福の建設」
...日本の民主化を決定的に前進させることを自分たちの責任として理解しています...
宮本百合子 「国際民婦連へのメッセージ」
...勿論決定的には云われないのでしょうが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして決定的にファシズム的なのである...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...そういう中間の一時期を基にして霊魂の全存在を決定的に審査判決してしまうのも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...伊東家再興という問題は殆んど決定的になり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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