...なにごともそこで決りがつくのだ...
海野十三 「暗号数字」
...それで決りました」と速水輪太郎は大きなジェスチャアをしながら...
海野十三 「深夜の市長」
...結局次回の公判には有罪と決り...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...御身躯(からだ)は漢魏式の決りきったやり方を踏襲しているが...
高村光太郎 「回想録」
...そう決りましたね」と主人は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...そういう決りになっているのです」ジナイーダはわたしの前に立つと...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...それが殆んど決りつくすところにはじめて一芸に長じたエキスパートになるのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之で烏の雌雄は決りはしない...
戸坂潤 「社会時評」
...決り切った話である...
外村繁 「澪標」
...――一体自分の評判は好いのか悪いのかと自問してみると何とも決りが着かなかつた...
中原中也 「校長」
...評判の惡い大場石見は隱居する事に決り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ後添は決りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いよ/\祝言することに決り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼が主宰で雑誌の発刊が決り...
牧野信一 「交遊記」
...決りきつたやうな真面目さうな...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...八百屋が十一月から一日一人二十五匁ずつの野菜を配給することに決りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...話は筒井はいつからでも低い土地がかりの官人に仕えることに決り...
室生犀星 「津の国人」
...不精な羊飼いの合図で、お決りの犬が、羊の群れをそっちと思う方から追い立てる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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