...彼等悪徒ハ区々たる銅臭のために其良心を汚涜せられ同郷の友を殺して私利を貪るに汲々たり...
田中正造 「非常歎願書」
...あれこれとかき集めるのに汲々としていると云ったような弱々しさである...
戸坂潤 「読書法」
...今日公式呼ばわりをするに汲々たる連中よりも真実があったと私は思っている...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...ただ出来るだけ多くの快楽を得ることのみに汲々としています...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...機嫌を取るに汲々としていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...営利にのみ汲々(きゅうきゅう)としているところは先(まず)相場師と興行師とを兼業したとでも言ったらよいかも知れない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...島に住む外国人は皆自己の資財を守るに汲々(きゅうきゅう)としている...
中島敦 「光と風と夢」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...生徒は試験及第の事ばかりに汲々(きゅうきゅう)としておって...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...その道を達するに汲々(きゅうきゅう)たれば...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...一念その身の栄耀(えいよう)に汲々(きゅうきゅう)として借金賄賂(わいろ)これ本職たるの有様となりたれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...それにしても何うしてそんな見得に秘かに汲々としてゐるのか? と悲しんだが...
牧野信一 「武者窓日記」
...汲々(きふ/\)たるは...
山路愛山 「英雄論」
...そのくせ自家の庫富(こふ)を汲々(きゅうきゅう)と守っている性(たち)だ...
吉川英治 「三国志」
...守れ」の一方でただ要害をきびしくするに汲々としていたが...
吉川英治 「三国志」
...私利私慾の営みに汲々(きゅうきゅう)たり――などと誤解されても詮(せん)ないことになりはしまいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の一身に汲々(きゅうきゅう)と捉われている眼つきと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...収入(みいり)に汲々たるものはあるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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